父の車さようなら
父の車が今日で車検きれる予定でした。
昨日は廃車の手続きに付き添った。
平成12年式のダイハツムーブ。
認知症になってからもしばらく運転してたが(これも心配だった。やめさせ時が難しかった)5年前くらいからもう本人も運転しようという気がなくなり、完全に乗っていませんでした。
その間も車が好きだった父のために、母は車検を2回も取っていたそうだ。バッテリー上がりで業者さんを呼んだことも2~3度あったそうな。
そして、3回目の車検も3月4日に予約してたとのこと。でもそれはキャンセルに。
そんなことしてたなんて、驚いた。
父も車と一緒に行きたいんだよ。と言うことにして廃車の手続きをしに行った。(同じ手続きでも店によって5000円くらい差があるよ!)
手続き中に、母「もし、また家に持ちかえり、レッカー車に取りに来てもらったらいくらかかりますか?」って聞いてた。
私、思わず「何のために!?」ってズッコケそうになったわ。
値段聞いてあきらめたらしい。
最後に車と写真とってお別れ。「お父さんの車バイバイ」
父は、優しい人で私のことを名前も、娘ということも、わかっていなくても、私が実家から帰るときには必ず外へ出て「オーライ、オーライ」って見送ってくれる人でした。(認知症で判断力落ちて、たまにひかれそうになってたけどね)
で、私のおっきいワンボックスカーを見て「すごい車ですね~。」と言ってた。
それに対して私「乗りますか?どうぞ乗ってください。」って言うんだけど。
父「いやいや。いいです。」って遠慮して、一度も乗らなかった。本当は普通車乗りたかったと思うんだけどね。
2月5日に福祉タクシーに乗った時が車に乗った最後だったけど、目を見開いて手を降ってくれたことが忘れられません。