カウンセリングのお仕事
私に来た初めての個別面談依頼についてご紹介します。(ご本人了解済み)
ほんの少しだけご紹介。
今は悩みはとりたててないが、ここ数年変化のあった時期で、自分の人生について話を聞いてもらって振り返ってみたいと思った。との理由でご依頼。
厳格な家庭で育ったSさん。
Sさんは幼少期から大人の顔色をうかがうところがあり。大人びた子だったそう。
母とケンカし、熱があったのに意地で物置に入ったりした。
よその父娘が一緒に自転車に乗っている姿を見て、とても不思議で「うちは無いな」と思ったイメージが鮮明に覚えているとのこと。
学生時代や社会人になってからも人間関係で悩み、ついに心身のバランスを崩して仕事へ行けなくなってしまったSさんに「お前はもう普通の人生を送れない」と父に言い放たれた。
それでも少しずつ回復し、社会に出て、今は結婚して子育てしている。
子育てを通して自分と違う個性なんだな。と色々考えさせられる。
パートナーとの関係、自分自身のこと。
子育てしながら自分が親からやって欲しかったことしている気がする。
・話を聞く
・いいところをほめる
・なんでいけないのか冷静に教える こと
今は、厳しかった父が、孫と夫の遊ぶ様子をみて「親子仲がいいんだね」とみている。自分の子育てを振り返って思うところがあるのか…。感慨深い。まだ直接は聞ける関係ではないとのこと。
自分の人生を振り返りSさんは「恵まれているなと思う」と。
話をしてみてSさんの感想を聞くと、「受け止めてもらった安心感がある。若いころにこうゆう存在が身近にあったら心強かったと思う。これから必要とされるお仕事だと思います。」とありがたいお言葉をいただきました。
お話を聞きながら、Sさんの幼少期から垣間見える繊細な中にも芯の強さ。を感じました。
家庭の環境や親との相性や関係、病気の体験などいろんな苦労があったはず。もちろんここに全ては書けませんが今も何もなくはないです。でもそれを問題や悩みにしないでいる。今をみつめ自分自身も大切にしながら幸せを感じて生きているSさんの表情はとても輝いていました。
Sさんのお話を聞かせてもらえたこと光栄に思います。
私の新しい門出にと、プレゼントまでいてしまいました。
つたない文で伝えきれなくて申し訳ないですが、保健師の仕事は色んな方の人生のお話が聞けてとっても感動することが沢山あります。お話を聞くプロになるべくこれからも精進します!
読んでくださってありがとうございました♡